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「東京スカイツリー」29年前に描いた墨田っ子探せ!

「東京スカイツリー」29年前に描いた墨田っ子探せ!

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29年前に描かれた東京・墨田区の小学生の未来図

 東京都墨田区の小学生が29年前に描いた「未来の墨田」の絵に、区内で建設が進む「東京スカイツリー」(高さ約610メートル)のようなタワーが描かれていたことがわかった。

 複数の子どもの合作とみられ、同区は未来図をズバリ的中させた想像力の持ち主を探している。

 絵は1979年11月、同区が国際児童年を記念して開いた「子ども会大会」で、「未来の墨田-21世紀の私たちの町をえがこう」というテーマで企画した作品展の応募作。翌80年に策定された「区基本構想」の概要版パンフレットの表紙にも採用された。

 絵には、実際の建設地から約2・7キロ北の東武伊勢崎線鐘ヶ淵駅近くの未来の姿が描かれている。飛行場や街を行き交うモノレール、立ち並ぶ団地、プラスチックやゴム工場--。細部まで緻密(ちみつ)に描かれた未来の街の真ん中に4本の長い脚で支えられたロケット風のタワーがそびえ、大きく“墨田タワー”と書かれている。

 この絵が再び脚光を浴びたのは2005年11月、同区が25年ぶりに基本構想を改定した際、職員が古いパンフレットを見つけたことがきっかけ。区は当時、新タワーの誘致合戦を繰り広げていたため、「誘致成功を予言した絵。縁起がいい」と話題になった。

 作者の手がかりは古い資料にもなく、唯一得られたのは「複数の児童による合作だったと思う」という、かつての担当者のおぼろげな記憶だけ。山崎昇区長は「3年後のスカイツリー完成まで、あきらめずに探したい。絵に見覚えのある人はご一報を」と話している。


落ち葉のじゅうたん=東京・新宿御苑

落ち葉のじゅうたん=東京・新宿御苑

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新宿区の新宿御苑では10日、前夜来の弱い風雨で舞い降りた落ち葉が「自然のじゅうたん」を織り上げた。モミジやイチョウなどの葉がふんわりと重なり、初冬の青空に温かく映え、散策する人たちの目を楽しませていた

「青い光」で飛び込み防げ!京急・弘明寺駅、設置後ゼロに

「青い光」で飛び込み防げ!京急・弘明寺駅、設置後ゼロに

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自殺防止でホームに設置された青い照明(5日、横浜市の京急・弘明寺駅で)

 防犯効果があるとして街路灯に用いられるようになった「青色照明」を、鉄道会社が踏切や駅ホームに、飛び込み自殺防止の目的で導入する動きが広まっている。

 実際に自殺防止に役立つかどうかは専門家の間でも意見が分かれているが、すでに青色照明を設置している鉄道会社は「それまで毎年起きていた自殺がゼロになった」などと効果に手応えを感じている。

 京浜急行は今年2月、横浜市南区の弘明寺駅で、ホームの端の照明8基を青色に変えた。同駅では前月の1月、ホーム端の人けのない場所で2日続けて夜間に飛び込み自殺があった。同駅は、未遂も含め、毎年2、3件の飛び込み自殺が起きており、「自殺を1件でも減らすため、できることはなんでもしてみようと、わらにもすがる思いで始めた」(同社鉄道本部安全対策担当)という。

 同社によると、同駅では青色照明設置後、飛び込みは起きていない。

 JR東海も今年8月以降、愛知や岐阜、三重県で、東海道線や中央線などの踏切計10か所に試験的に青色照明を設置し、効果を探っている。JR東日本やJR九州でも、導入に向けた検討を始めている。

 鉄道会社の中で青色照明をいち早く導入したのはJR西日本だ。車が強引に踏切を渡るケースが後を絶たず、頭を悩ませていた同社は、2006年12月以降、大阪府と和歌山県を結ぶ阪和線などの踏切計38か所に青色照明を設置。その結果、夜間の車の踏切事故がゼロになり、飛び込み自殺もなくなったという。

 国土交通省の調査では、07年度に全国の鉄道で起きた飛び込み自殺(未遂含む)は640件で、前年度より約2割(106件)増えている。鉄道各社によると、飛び込み自殺が多いのは夜間だといい、JR西は青色照明による自殺防止について「一定の効果があることは間違いない」(広報担当)と自信を見せる。

 防犯や自殺防止だけではない。東名高速東京インター付近では01年から、事故防止を目的に上下線1・8キロにわたって青色照明計152基を設置。「『落ち着く』『冷静』というイメージをドライバーの感性に訴えることで、安全運転を促すのが狙いの一つ」(中日本高速道路)としている。

 同社が名神高速・養老サービスエリアのゴミ箱近くの照明を青色に変えたところ、家庭ゴミの不法投棄が2割以上減少したともいう。

 青色照明の効果について、慶応大の鈴木恒男教授(色彩心理学)は「青色を見ると落ち着くという実験データはあるが、珍しい色だから人目につくため、犯罪や自殺を避けようという意識が働くことも考えられる。ただし、明かり一つですべて食い止められるという過大な期待は禁物」と話す。

 ◆青色照明◆ イギリス・グラスゴー市が2000年、景観改善のために街路灯に導入、犯罪発生件数が減少したことで注目を集めた。日本では05年に奈良県警が導入を進めたところ、1年後に周辺の夜間の犯罪認知件数が約9%減少。その後も、北海道から沖縄県まで各地で防犯灯として取り入れられるようになった。


飲食店でのタバコの煙、“不快”が78.3%――でも我慢

飲食店でのタバコの煙、“不快”が78.3%――でも我慢

 「多くの非喫煙者は飲食店で、タバコの煙を不快に感じている。また喫煙者であっても他人の煙を不快に感じている」ことが、分かった。

 これまで飲食店での他人のタバコの煙によって不快な思いをしたことがありますか、と聞いたところ、67.3%の人が「ある」と回答。また喫煙者の46.5%も「不快に感じたことがある」と答えた。他人のタバコを不快に感じたことがある人に、不快な思いをした飲食店を再び利用しますか、と尋ねたところ「利用する」という人は22.3%。「一度でも不十分なタバコ対策で不快な思いをすると、ほとんどの利用者は再びそのお店に行こうとは考えないようだ」(ファイザー)

 禁煙席を選んだのに、喫煙席からタバコの煙が流れてくることによって、不快な思いをしたことがある人は78.3%。禁煙席を選んでも、タバコの煙で不快な思いをした経験がある人は多いようだ。

 インターネットによる調査で、週に1度以上飲食店を利用する800人(喫煙者と非喫煙者400人ずつ)が回答した。調査期間は10月4日から10月5日まで。



不快でもタバコの煙を我慢

 食事中に他人のタバコの煙で嫌な思いをした人は多いようだが、不快に感じたときにはどのような対応をしているのだろうか。最も多かったのは「吸うのを止めてほしいと言いたいが、我慢する」で81.8%。その一方で「吸うのを止めてほしいとハッキリ言う」はわずか7.1%。飲食店でタバコを不快に感じていても、他人の喫煙に対して「止めてほしい」とはなかなか言い出せないようだ。

 飲食店で食事をする際、全席禁煙の店を選んでいる人はどのくらいいるのだろうか。非喫煙者に聞いたところ「全席禁煙」と答えた人は15.3%にとどまった。しかし「飲食店で食事をする際、理想的なお店の形態は?」との質問には、67.8%の人が「全席禁煙」と答えた。ファイザーは「食事中はタバコでわずらわされたくないと思っても、全面禁煙の店が身近にないことや、利用したい店が全面禁煙でないことが要因」としているが、店舗が自主的に全席禁煙に移行するのは難しいのが現実だろう。

 産業医科大学・産業生態科学研究所の大和浩氏は「欧米では受動喫煙防止法によって、飲食店でタバコを吸えないことは普通となっている。世界の流れと比較すると、日本の屋内での受動喫煙対策は非常に遅れており、利用者の健康に配慮した対策が必要」という。

インフルエンザ流行の兆し 患者増、昨年に次ぐ多さ

インフルエンザ流行の兆し 患者増、昨年に次ぐ多さ

このニュースのトピックス:感染症
 インフルエンザ患者の報告数が急増しており、近く全国的な流行が始まりそうなことが、国立感染症研究所のまとめで2日分かった。

 全国約5000の定点医療機関から報告された患者数は、11月23日までの1週間で定点当たり0・56人と、前週の0・31人から急増した。この時期の報告数としては、調査開始以来最も流行開始が早かった昨年に次ぐ多さ。感染研は、全国的な流行開始の指標である、定点当たり1・00人を近く超える可能性が高いとみている。

 定点当たり患者数が多い都道府県は、山梨(5・25人)、島根(2・45人)、和歌山(1・56人)など。関東、中部、近畿、中国と複数の地域に広がってきている。

 感染研は、うがいや手洗いなど日常の注意に加え、早めのワクチン接種を呼び掛けている。

「裁判員様、無料で乳幼児預かります」品川区が新制度

「裁判員様、無料で乳幼児預かります」品川区が新制度

 東京都品川区は、裁判員の子どもが乳幼児の場合、区立保育園で無料で預かる制度を設ける、と1日発表した。最高裁は「知る限りでは全国でも初めての制度」としている。 対象は原則として生後4カ月から小学校入学前までの乳幼児。30カ所の保育園から自宅に近いところを選び、裁判員として活動する日はすべて預けられるようにする。時間は午前7時半~午後7時半。毎年40人前後の乳幼児を受け入れる態勢を整えている。

1億円相当の宝石奪い逃走、男性を車ではねバッグ奪う

1億円相当の宝石奪い逃走、男性を車ではねバッグ奪う
 1日午後1時頃、大阪市中央区道頓堀の路上で、奈良県王寺町の宝石会社役員、木下隆司さん(45)が宝石約500点(約1億円相当)を入れたキャスターバッグを持って歩いていたところ、後方から来た車にはねられ、転倒した。

 車の後部座席から降りた男がバッグを奪い、助手席から降りた別の男が消火剤をまいて逃走した。木下さんは肋骨(ろっこつ)を折るなど重傷を負った。

「勝負するしかない」 京都府警、家宅捜索5日目突入へ 舞鶴少女殺害

「勝負するしかない」 京都府警、家宅捜索5日目突入へ 舞鶴少女殺害

男の自宅を4日連続で捜索し、引き揚げる警察車両=1日午後、京都府舞鶴市 京都府舞鶴市の高校1年、小杉美穂さん=当時(15)=殺害事件で、舞鶴署捜査本部は1日、遺体発見現場近くに住む無職の男(60)=窃盗罪で起訴、勾留(こうりゅう)中=宅の殺人、死体遺棄容疑での家宅捜索を引き続き行った。5日目となる2日も続行する方針を決めた。捜査が難航する中で、異例の長丁場となる今回の捜索は、捜査本部にとっても大きなヤマ場となる。 


●決断

 「事件解決のためには勝負するしかない」。捜査本部が美穂さんに対する両容疑で男の自宅の家宅捜索・現場検証令状を取る少し前、ある捜査幹部はそう語っていた。

 これまでの調べで、遺体発見現場に至る府道沿いの防犯カメラに写った映像などから、男が事件直前に美穂さんと一緒にいた可能性は高まっていた。しかし、物証や男の供述はない。捜索は、捜査本部にとって苦渋の決断だった。

 捜索で物証が見つかれば、捜査は大きく進展する。しかし、捜査幹部は「捜索で有力な証拠が発見できなかった場合、振り上げた拳の下ろし方に困ることになる」とも話す。


●捜査線上の男

 捜査では、顔見知りによる犯行の線が次第に薄まり、捜査本部は、美穂さんが偶然出会った犯人に殺された可能性が高いとの見方に傾いていった。徹底した不審者の洗い出しを進める中で浮上したのが、今回の男だった。男は日頃から通行人に大声を出すなど不審な言動があり、府警は以前から存在は把握していた。

事件当日の男の行動が美穂さんの足取りと重なることが判明。防犯カメラの映像を専門家が鑑定し、男との同一性について「矛盾はない」との結果も得た。


●弁護人は反発

 男は11月15日、女性の下着などを盗んだ窃盗容疑で舞鶴署に逮捕された。男の自宅の捜索はこの時も行われたが、窃盗容疑に限られたため、捜査本部は殺人、死体遺棄容疑での捜索が不可欠と判断した。

 しかし、この手順に男の弁護人が反発し、令状差し止めを求める準抗告を申請。28日朝から始まった捜索に弁護人が立ち会う異例の措置が取られた。弁護人は「こうした捜査で、冤罪(えんざい)となった例が過去にあり、極めて危険」と語気を強める。

 これに対し、府警幹部の一人は「対抗手段を講じる猶予を与えたのは失敗と言わざるを得ない」としながら、「捜査上の本質的な影響はない」と強調した。




 男は1日、舞鶴署東庁舎から京都刑務所舞鶴拘置支所に身柄を移された。

ホテル周辺の店の営業再開 テロ犠牲者の葬儀も インド

ホテル周辺の店の営業再開 テロ犠牲者の葬儀も インド

<1> テロリスト集団の完全制圧から一夜あけた30日、ムンバイ市内は多くの店が通常通りに営業を再開し、市民生活は平常に戻りつつある。犠牲者の葬儀も各地であり、遺族らは一様に悲しみにくれていた。前日まで一般客の立ち入りが制限されていたタージマハルホテル周辺では、商店の多くが営業を再開した。薬局のラフル・シャルマさん(28)は「もちろん、テロは怖い。でも働かなければ」。 

<2> 襲撃を受けたレオポルド・カフェも、近く営業再開の予定だ。テロリスト2人が押し入って無差別に発砲し7人が死亡、店も荒らされた。だが、店内はこの日、元の姿に戻っていた。オーナーのファルハン・ジェハニさん(44)は「テロの恐怖に屈したと思われたくない」と話した。市内の葬儀場ではタージマハルホテル総支配人、カランビル・カングさんの妻ニティさん(40)と2人の子供の葬儀があった。一家はホテル6階の一部を住居にしていた。カングさんが宿泊客の避難や治安部隊への対応に当たっていた間に、家族3人が銃撃を受けて亡くなったという。 葬儀には、遺族やホテル従業員ら数百人が出席。遺体が運び込まれると、嗚咽(おえつ)する声が響いた。
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疑似科学やオカルト… なぜ、だまされるのか?

疑似科学やオカルト… なぜ、だまされるのか?

【1】スプーン曲げが超能力ではなく、支点、力点、作用点を利用すれば簡単に曲がることを実演で証明する安斎さん=大阪市  霊視や前世占い、占星術といった「スピリチュアル(精神的な、霊的な)世界」がブームだ。それらを扱うテレビ番組は軒並み高視聴率を獲得し、ベストセラーになる出版物も多い。だが、中には疑似科学やオカルト現象を妄信し、だまされて被害にあう人もいる。科学の視点で批判してきた立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長の安斎育郎さんは「『思い込み』と『欲得ずく』が錯誤への落とし穴」と注意を呼びかける。(伐栗恵子)

■「欲得ずく」「思い込み」が落とし穴

 今月中旬に大阪市内で行われた関西消費者協会の講演会。安斎さんは趣味の手品を生かしながら、超能力やオカルト現象のトリックを暴いていく。

 例えば、スプーン曲げ。丈夫な金属のスプーンを指で軽くさすっているうちに、ぐにゃりと曲がり、客席からは驚きの声が上がる。だが、これは支点、力点、作用点をうまく利用しただけ。要領さえつかめば簡単に曲がるという。

 「目の前で自分の理解を超えたことが起こったとき、超能力と思わずに、なぜ、こんなことが起きるのか、と考えてほしい」と安斎さん。「人間は、だまされやすい」ということを肝に銘じるのが大切であって、一番危ないのは「私だけは、だまされない」という「思い込み」と指摘する。

【2】 「あの人の言うことだから、本当だろう」という主体性の放棄も、自らの心をだます行為だ。「自分の目でしっかり確かめ、自分の頭で判断する習慣を」と呼びかける。

 不幸に陥ると、その原因を霊に求める人がいる。問題の根本的な解決にはならなくても、「悪霊(あくりょう)のたたり」などのせいにした方が心の平安を得られやすいからだ、と安斎さん。「霊は、人の不幸の消しゴム係」と絶妙の表現をする。

 もし霊が目に見えるのならば、霊そのものが光を発しているか反射しているはず。「たたる」には記憶や認識といった高度な仕組みを持った有機体でなければならない。霊を信じるかどうかは個人の自由だが、「科学的な意味では存在し得ない」と断言する。

 科学技術が進歩したこの時代に、人はなぜ、「スピリチュアル」にはまるのか。安斎さんは、それこそ、「なぜ」と問う力が弱まっているからだと嘆く。

 例えば、携帯電話やDVDの仕組みは、説明されても理解するのが難しい。科学が進歩したがゆえに、人は自分の理解の範疇(はんちゅう)を超えたものをそのまま受け入れてしまいがちで、それが超能力などを簡単に信じる傾向となって表れていると説明する。

 「ささいなことでも、『なぜ』と意識的に問い直してほしい。その背景には必ず理由があるのだから」

【3】さらに、“インチキ”を見破るには、「そんなことができるのなら、どうしてこうしないのか」と考えてみることが大切だと言う。

 スプーン曲げができるのならば、どうして金属加工技術として役立てないのか。そんな能力をもった人を生産ラインにずらりと並べれば、次々と金属加工が施され、たちまち製品が出来上がる。簡単に大もうけができる話なら、その勧誘員自体が大金を手にしているはずであり、そもそもそんなおいしい話を他人に教えるのか。「3週間で英語がペラペラになる教材」といった宣伝文句が本当なら、なぜ、その販売員はペラペラではないのか…。そう考える心のゆとりが必要だ。

 楽して得を取りたいという「欲得」と「思い込み」、それに「非合理的思考」が結合するとき、人はとめどもなく危うい「だまし」の深みにはまっていく、と安斎さんは警告する。
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