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飲食店でのタバコの煙、“不快”が78.3%――でも我慢

飲食店でのタバコの煙、“不快”が78.3%――でも我慢

 「多くの非喫煙者は飲食店で、タバコの煙を不快に感じている。また喫煙者であっても他人の煙を不快に感じている」ことが、分かった。

 これまで飲食店での他人のタバコの煙によって不快な思いをしたことがありますか、と聞いたところ、67.3%の人が「ある」と回答。また喫煙者の46.5%も「不快に感じたことがある」と答えた。他人のタバコを不快に感じたことがある人に、不快な思いをした飲食店を再び利用しますか、と尋ねたところ「利用する」という人は22.3%。「一度でも不十分なタバコ対策で不快な思いをすると、ほとんどの利用者は再びそのお店に行こうとは考えないようだ」(ファイザー)

 禁煙席を選んだのに、喫煙席からタバコの煙が流れてくることによって、不快な思いをしたことがある人は78.3%。禁煙席を選んでも、タバコの煙で不快な思いをした経験がある人は多いようだ。

 インターネットによる調査で、週に1度以上飲食店を利用する800人(喫煙者と非喫煙者400人ずつ)が回答した。調査期間は10月4日から10月5日まで。



不快でもタバコの煙を我慢

 食事中に他人のタバコの煙で嫌な思いをした人は多いようだが、不快に感じたときにはどのような対応をしているのだろうか。最も多かったのは「吸うのを止めてほしいと言いたいが、我慢する」で81.8%。その一方で「吸うのを止めてほしいとハッキリ言う」はわずか7.1%。飲食店でタバコを不快に感じていても、他人の喫煙に対して「止めてほしい」とはなかなか言い出せないようだ。

 飲食店で食事をする際、全席禁煙の店を選んでいる人はどのくらいいるのだろうか。非喫煙者に聞いたところ「全席禁煙」と答えた人は15.3%にとどまった。しかし「飲食店で食事をする際、理想的なお店の形態は?」との質問には、67.8%の人が「全席禁煙」と答えた。ファイザーは「食事中はタバコでわずらわされたくないと思っても、全面禁煙の店が身近にないことや、利用したい店が全面禁煙でないことが要因」としているが、店舗が自主的に全席禁煙に移行するのは難しいのが現実だろう。

 産業医科大学・産業生態科学研究所の大和浩氏は「欧米では受動喫煙防止法によって、飲食店でタバコを吸えないことは普通となっている。世界の流れと比較すると、日本の屋内での受動喫煙対策は非常に遅れており、利用者の健康に配慮した対策が必要」という。

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