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【新型インフル】NW便で帰国の女性が簡易検査で陽性反応 結果判明は1日

【新型インフル】NW便で帰国の女性が簡易検査で陽性反応 結果判明は1日
2009.4.30 22:16

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タラップで降りる新型インフルエンザ感染の疑いがある乗客=成田空港

【1】厚生労働省は30日、米国から成田空港に到着したノースウエスト航空に搭乗していた日本人女性(25)が、インフルエンザの感染を調べる簡易検査で陽性反応が出たと発表した。さらに詳しく調べるため、ウイルスの遺伝子診断「PCR」を行っている。結果は、1日未明に判明する見通し。世界保健機関(WHO)が、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)について警告を発した24日以降、日本で簡易判定で陽性が出たケースは初めて。PCRの結果が陰性となれば、感染症法や検疫法による強制措置の対象となる「感染疑い例」となり、WHOなどへの届け出が必要になる。

【2】女性はアメリカから帰国したとみられる。飛行機はノースウエスト001便。米ロサンゼルスを発ち、30日午後3時38分に到着していた。女性は法的な強制措置ではないが、大事をとって感染症に対する高度な施設を持ち特定感染症指定医療機関に指定されている成田赤十字病院(千葉県成田市)に運ばれた。

【3】厚労省では、PCRの結果が出るまで、同じ飛行機に乗っていた乗員、乗客について任意で空港近辺に「待機」してもらっている。
PCRで陰性反応が出ると、女性は「感染疑い例」と判断され、法を根拠にした強制的な隔離措置が取られる。また、家族など行動をともにしていた人がいた場合や、機内で前後左右2~3列に座っていたり、女性の客席を担当していた客室乗務員らは、空港そばの施設に最長10日間、「停留」措置がとられる。その間、移動などが制限される。その場合、他の乗客や乗務員は帰宅できるが、住所などを検疫所が把握した上で、地域の保健所を通じて10日間程度の健康観察が義務づけられる。

【4】現在、日本には新型インフルエンザかどうかを確定判断するのに必要な、新型インフルエンザウイルスの遺伝子株がないため、最終的な確定判断はできない。そのため、新型インフルエンザではなく、ウイルスの型が似ている季節性のソ連型インフルエンザ(AH1N1型)に感染している可能性もある。
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