釈放のサスケ氏を直撃「留置場で自殺考えた」
釈放のサスケ氏を直撃「留置場で自殺考えた」
【１】釈放後、また電車に乗って帰るザ・グレート・サスケ＝２１日午後、東京メトロ銀座線 電車内で写メを撮られたことに怒り、男性会社員（３６）に暴行したとして暴行の現行犯で逮捕された「みちのくプロレス」の会長兼レスラー、ザ・グレート・サスケ（本名・村川政徳）氏（３９）＝前岩手県議＝が２１日、処分保留のまま警視庁南千住署から釈放された。直後、友人の出版プロデューサー、高須基仁氏（５９）の元を訪れ“出所祝い”。席上、サンケイスポーツの独占インタビューに応じ「留置場で自殺も考えた」と衝撃告白した。（聞き手・松原輝明記者）
――早い釈放となりました
「２０日ぐらいの拘留は覚悟していました。処分保留のまま釈放ということですが、これからはどうなるか私自身よくわかっていませんけど、早く出られて良かった」
――いま“出所祝い”で食べている天ぷらそばとビールの味は
「酒は２日間だけ絶っていたとはいえ、いや～、おいしいですね」
――岩手県議時代に県議会でも脱がなかったマスクを、南千住署で脱がなければならなかったときの心境は
「ルールだし、仕方なかったが、つらくはなかった。でも、留置場の中しか脱ぎませんでしたよ。それも部屋に入る直前で脱いでいました。取り調べの際もマスク姿でしたしね。プロレスラーとして、配慮をしてくれたことに感謝しています」
――でも、留置場の中には他の人も…
「初日（２０日未明）は午前３時すぎに留置場に入った。２人部屋で、中にいた男性から『どうしちゃったんですか？』と聞かれた。『電車内でいろいろあって…』と世間話をしましたが、マスクをしていないせいか、サスケとは悟られなかった」
【２】
――ほかの人には
「お風呂は皆と一緒だったけど、同様に悟られなかった。その後は１人部屋。だれにも気付かれなかったと思う」
――意外と快適だった
「いやクサイ飯というんですか。本当にクサイ飯でした。朝は弁当箱にごはんが４分の３くらいあって、あとは漬物と山菜のあえ物、小さいかまぼこ。インスタントみそ汁が付くんですが、これだけがおいしかった。昼は食パン３枚。時計がないことがつらかった」
――前日（２０日）は、タレント契約を結ぶ所属芸能事務所社長も面会に来ましたが
「『逮捕されたことはナイショに…』って社長にお願いしたら『バカ、朝から報道されているよ』って言われて…。同じ事務所に所属していた三浦さんを思い出しました」
――三浦さんとは
「ロス銃撃事件で逮捕された三浦和義さん（日本では無罪確定。ロスの留置場で自殺とロス市警が発表）です。１年前の明日、つまり２月２２日にサイパンで逮捕されました。ボクは三浦さんが自殺したとは思っていないけど、自殺なら気持ちは分からないでもないと思った」
――ということは自殺を考えた
「すでに逮捕されたことが報道されていて、世間に顔向けできないのかと思い、首をくくるという人生もアリかなと思った。いま着ているＴシャツを留置場内の金網の部分にかけてと…。一瞬だけ脳裏をよぎりました」
――事件となってしまったことには
「今回いろいろ考えました。怒ってもしょうがないですし、（カメラ付き携帯電話に）目くじらを立てずに、大いに撮ってくださいという考えでいこうと思う」
【３】
――今後は
「今年は前厄なんですね。これで厄落としができた。今後は今回の事件を含めて、何か出版しようかなと。タイトルは『（拘留）４８時間の厄落とし』とか。あす（２２日）静岡市内で高須さんの著書『芸能通信簿』の出版記念パーティーがあるので行きます。間に合って良かった。３月３日の熟女クイーンコンテストの審査員もやります」
――今月２７日に大阪でプロレスの試合もありますが
「ボクは出たい。まだみちのくプロレスの社長とも連絡を取っていないけど。ファンにも、プロレス関係者にも迷惑をかけた。皆さんに謝りたい。ボクとしては、リングで、プロレスをするのが何よりだと思う」
マスク「いずれ脱ぐとき来る」！？
インタビューに先立ち、サスケ氏は２１日午前に東京地検に送検され、午後は釈放直後に南千住署前で殺到したマスコミに対応。「肖像権が侵害され、自分の正義感が暴走した。胸ぐらをつかんだのは事実でプロ（の格闘家）として未熟でした」と釈明した。
また、今回の被害者には「直接会って謝罪したい。一緒にカメラの中に入り記念撮影してあげたい。ファンにも迷惑をかけた。申し訳ない」と頭を下げた。
事件の発端となったマスクには「これは私の顔。だが、いずれ脱ぐときも来るのでは…。一生このままではないと考えています」と説明。国政進出のウワサがあるが「考えていない」と否定した。
マスク姿で“電車でＧＯ”
サスケ氏はインタビュー中、所属芸能事務所社長から「バカ野郎！ 皆に迷惑かけて！」と怒られ平身低頭。さすがにこの日ばかりは社長の車で帰るのかと思いきや、マスク姿で東京メトロ銀座線に乗り込み“電車でＧＯ”。周囲の熱い視線（！？）を集めながらも、にこやかな表情でつり革を握っていた。
【１】釈放後、また電車に乗って帰るザ・グレート・サスケ＝２１日午後、東京メトロ銀座線 電車内で写メを撮られたことに怒り、男性会社員（３６）に暴行したとして暴行の現行犯で逮捕された「みちのくプロレス」の会長兼レスラー、ザ・グレート・サスケ（本名・村川政徳）氏（３９）＝前岩手県議＝が２１日、処分保留のまま警視庁南千住署から釈放された。直後、友人の出版プロデューサー、高須基仁氏（５９）の元を訪れ“出所祝い”。席上、サンケイスポーツの独占インタビューに応じ「留置場で自殺も考えた」と衝撃告白した。（聞き手・松原輝明記者）
――早い釈放となりました
「２０日ぐらいの拘留は覚悟していました。処分保留のまま釈放ということですが、これからはどうなるか私自身よくわかっていませんけど、早く出られて良かった」
――いま“出所祝い”で食べている天ぷらそばとビールの味は
「酒は２日間だけ絶っていたとはいえ、いや～、おいしいですね」
――岩手県議時代に県議会でも脱がなかったマスクを、南千住署で脱がなければならなかったときの心境は
「ルールだし、仕方なかったが、つらくはなかった。でも、留置場の中しか脱ぎませんでしたよ。それも部屋に入る直前で脱いでいました。取り調べの際もマスク姿でしたしね。プロレスラーとして、配慮をしてくれたことに感謝しています」
――でも、留置場の中には他の人も…
「初日（２０日未明）は午前３時すぎに留置場に入った。２人部屋で、中にいた男性から『どうしちゃったんですか？』と聞かれた。『電車内でいろいろあって…』と世間話をしましたが、マスクをしていないせいか、サスケとは悟られなかった」
【２】
――ほかの人には
「お風呂は皆と一緒だったけど、同様に悟られなかった。その後は１人部屋。だれにも気付かれなかったと思う」
――意外と快適だった
「いやクサイ飯というんですか。本当にクサイ飯でした。朝は弁当箱にごはんが４分の３くらいあって、あとは漬物と山菜のあえ物、小さいかまぼこ。インスタントみそ汁が付くんですが、これだけがおいしかった。昼は食パン３枚。時計がないことがつらかった」
――前日（２０日）は、タレント契約を結ぶ所属芸能事務所社長も面会に来ましたが
「『逮捕されたことはナイショに…』って社長にお願いしたら『バカ、朝から報道されているよ』って言われて…。同じ事務所に所属していた三浦さんを思い出しました」
――三浦さんとは
「ロス銃撃事件で逮捕された三浦和義さん（日本では無罪確定。ロスの留置場で自殺とロス市警が発表）です。１年前の明日、つまり２月２２日にサイパンで逮捕されました。ボクは三浦さんが自殺したとは思っていないけど、自殺なら気持ちは分からないでもないと思った」
――ということは自殺を考えた
「すでに逮捕されたことが報道されていて、世間に顔向けできないのかと思い、首をくくるという人生もアリかなと思った。いま着ているＴシャツを留置場内の金網の部分にかけてと…。一瞬だけ脳裏をよぎりました」
――事件となってしまったことには
「今回いろいろ考えました。怒ってもしょうがないですし、（カメラ付き携帯電話に）目くじらを立てずに、大いに撮ってくださいという考えでいこうと思う」
【３】
――今後は
「今年は前厄なんですね。これで厄落としができた。今後は今回の事件を含めて、何か出版しようかなと。タイトルは『（拘留）４８時間の厄落とし』とか。あす（２２日）静岡市内で高須さんの著書『芸能通信簿』の出版記念パーティーがあるので行きます。間に合って良かった。３月３日の熟女クイーンコンテストの審査員もやります」
――今月２７日に大阪でプロレスの試合もありますが
「ボクは出たい。まだみちのくプロレスの社長とも連絡を取っていないけど。ファンにも、プロレス関係者にも迷惑をかけた。皆さんに謝りたい。ボクとしては、リングで、プロレスをするのが何よりだと思う」
マスク「いずれ脱ぐとき来る」！？
インタビューに先立ち、サスケ氏は２１日午前に東京地検に送検され、午後は釈放直後に南千住署前で殺到したマスコミに対応。「肖像権が侵害され、自分の正義感が暴走した。胸ぐらをつかんだのは事実でプロ（の格闘家）として未熟でした」と釈明した。
また、今回の被害者には「直接会って謝罪したい。一緒にカメラの中に入り記念撮影してあげたい。ファンにも迷惑をかけた。申し訳ない」と頭を下げた。
事件の発端となったマスクには「これは私の顔。だが、いずれ脱ぐときも来るのでは…。一生このままではないと考えています」と説明。国政進出のウワサがあるが「考えていない」と否定した。
マスク姿で“電車でＧＯ”
サスケ氏はインタビュー中、所属芸能事務所社長から「バカ野郎！ 皆に迷惑かけて！」と怒られ平身低頭。さすがにこの日ばかりは社長の車で帰るのかと思いきや、マスク姿で東京メトロ銀座線に乗り込み“電車でＧＯ”。周囲の熱い視線（！？）を集めながらも、にこやかな表情でつり革を握っていた。
2009-02-22 13:44
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