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【09衆院選】一大事 官僚に危機感「やるしかない」

【09衆院選】一大事 官僚に危機感「やるしかない」

 民主党がこれまでの政治を官僚主導と批判してきたため、自民党政権と長年にわたり仕事を進めてきた霞が関の官僚たちにとって政権交代は一大事。政権交代が現実となった30日、官僚たちの間に緊張が走るとともに不安も広がった。

 大型ダムの建設中止など、大幅な公共事業の削減を主張している民主党。国土交通省のある官僚は「一番の切り崩しを受ける」と不安の色を隠せない。これまでも高速道路の休日1千円乗り放題など、政権の意向を忠実にこなしてきた。民主党の高速道路無料化論も「やれといわれれば、やるしかない」と投げやりに語る官僚も。

 文部科学省のある官僚は「新しい学習指導要領が始まったばかりだから、現場が混乱しなければいいが」と不安をもらす。民主党がマニフェストで掲げる教員免許更新制の見直しなどについて「どこまで抜本的な改革を考えているのか分からないが、特に小中学校、高校の担当部局は影響が大きい」と話した。

 「年金問題などの厚労行政が自公政権への批判につながったことは間違いない」と、厚生労働省のある官僚は口が重い。「今回の結果は国民の厚生労働省への批判の声でもある。真摯(しんし)に受け止めたい」とした上で「政権が変わればいっそうの節約や効率化は求められるだろう。ただ、国民の生活を守るという基本は変わらない」と話した。

 内閣官房の官僚は総論として、「(霞が関改革の象徴となっている)事務次官会議の廃止というが、会議の前に与党と十分に話し合いをしている。会議廃止の意味をもう少し説明してもらわないと」と疑問を呈する。さらに、「決めたことを押しつけるのでなく、役人の説明をよく聞いた上で大きな方針を示すようにしてほしい」と注文を付けた。

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